TOP             WORKS             ABOUT             CONTACT

BALLARAT

PROJECT:  住宅
AREA:  301m²
LOCATION:  バララット, オーストラリア
BUILDER:  CONSTRUCTING CONCEPTS Pty Ltd

Ballarat_Ext3のコピー.jpg
CLERESTORY_P1200274.JPG
CONTEXT_P1200279.JPG
Ballarat_Ext2.jpg
P1150226 (1).JPG
P1150251edit.jpg
P1150247sml.jpg
P1150258.JPG
Ballarat-GF+1F SML.jpg

メルボルン郊外の街、バララットにおける住宅の改修・増築である。既存の住宅は、第一次世界大戦と第二次世界大戦の狭間である”インター・ウォー期”と呼ばれる期間に建てられた。増築部分は、住人の焦点を庭の方向に当てるため、巨大な窓を新設し、その美しい庭からは椛の木漏れ日がリビングに届けられる。外壁は主に杉で製作した波形によって形成される。それはバララットにおいて、インター・ウォー期に一つの潮流を巻き起こした外壁の仕上げ材である。ディテールこそ現代にアジャストさせているものの、既存部分との歴史的関係性から、その素材を選択することで、過去から現代にノスタルジックな繋がりを生む。杉波板は、屋外における人々の嗅覚と触覚の経験をより豊かなものとし、古いものと新しいものとの調和のとれた素材のコントラストを作り出している。
また既存部分と増築部分は太めの雨樋で見切ることで仕上げ同士の衝突を防ぎ、基礎の立ち上がりやハイサイド窓の高さ等も既存建築との呼応関係(既存建築を受容するかたち)から導き出した。内装においては、キッチンの扉等に、この地特有の黒木型枠材を使用することで、既存のインテリアに沈思の機会を与え、全体を通してどこか懐かしいこの場所ならではの建築を作った。